Saturday, October 27, 2012

もみじ 「夢を叶う)




何でもないって言う事が
本当は、一番幸せ。
もっともっとほしいと思うのが
本当は、一番悲しい。

****


2012年、秋
日本
秋になって来た。
今年、私にとっては3回目の秋だ。
またもみじが見える。大好きなみみじ。秋で丘に登って、待たされたもみじを見に行く。他の人は、満開な桜を見れば気持ちが良くなるだろう。しかし、私は、もみじを見たら、気持ちが良くなるだけではなくて、色々な事を思い出した。
悲しい事。
楽しい事。
昔の事。
将来の事。
それの色々な事を混ぜて、もみじのようにきれいになった。一枚一枚もみじで書く。そして、遠く遠く風が風いて飛んだ。人々に届くように。
今年も、また新しいストーリーを書く。
どうしてそんなにもみじを好きなの? 緑の葉はだんだん色が変わった。木の葉がすっかりなくなる前に赤色と金色になって、すごくきれい。人間と同じ。生まれて、大きくなって、年を取って、亡くなる。もみじのような、死ぬ前に良い事をやれば、人々の記憶に残っているだろう。
その上、私にとってもみじは深い意味がある。昔の事と関係があるストーリー。



****
「とうとい」と「いやしい」も、
「高い」と「低い」も
比べ合いで決まってるいる、それだけの事。
だからほめられるために完璧を目指す、
そんな生き方やめなさい。

****

昔、2007年
高校生の頃
インドネシア
「また学校をサボったの?」親友が聞いた。朝九時に親友の家を来た。着いた時間を見たら、答えなくても分かった。
 「今日の理由は何?」また聞いた。
私は、親友のベッドで座って窓の外を見ながら答えた。
「つまらない~」
親友は首を横に振った。
「ねえ……あなたの将来が心配よ。どうなるかなあ……毎日、学校をサボってばかりだから。」
私は親友をいちべつして、笑っちゃった。
「ご心配ありがたいけど、しなくてもいいわ。私の将来は有名な人になるはずだから。世界で一番有名な作家によ!」
彼女は私に鋭い視線を向けた。
「むなしい弁舌をやめなさい。いつから起きている時も夢を見るようになったの? 有名な作家? まだ分からないじゃない?」親友が過小評価した。
「待っててね!あなたに見せてあげるから!」
「もういや……帰ったほうが良いんじゃない? もっと長くあなたと一緒にいたら頭が痛くなるよ。」
ふうう~~……
私はため息をついた。
「帰りたくない~」
そして、親友の部屋は静かになった。私達二人とも何も言わなかった。家、家族、この言葉を考えたら、悲しいような、怒りたいような複雑な気持ちになった。
私はメイ。この時17歳で高校の二年生だった。家族の中で一番下の娘だ。つまり、末っ子だ。一般的に末っ子だったら家族に甘やかされて育ったと思うだろう。しかし、私の家族はそんなことはなかった。何をやっても常に姉と比べられた。
姉はきれいで、頭が良くて、大人しくて、まじめだった。私は……トラブルメーカーだった。勉強を頑張っても、良い成績を取っても、学校で一番になっても、母はいつも不満を口にした。
「あなたの姉も一番だった。そんなに自慢しないで!」
「あなたのより姉の結果は良かったよ!」
「将来何になりたいの?勉強しないし、サボってばかり。見て! あなたの姉はすぐに弁護士になるわよ! メイも弁護士になりたいなら、もっと頑張らなきゃ!」
毎日……毎日……同じ事を言った。疲れちゃった。いいえ、私は弁護士とか医者になりたくない、作家になりたい。でも、母は勝手に私の道を選んだ。
「母とか他の人にほめられても、そのために頑張ろうと思わなくて良い。ムリして完璧を目指さないで。好きな事をやったほうが良いじゃない。」父は言った。私の頭をなでた。心はあたたかくなった。
父はいつも私の事を信じている。私に好きな事をやらせた。失敗しても、怒らなかった。「よく頑張ったね。」笑顔で言った。
ねえ……お父さん……私をそんなに誇りに思ったのは本当ですか?
ねえ……お母さん……私の事を誇りに思ってもらうのにはどうすればいいかな?
ふうう~~~
ため息をついた。
ベッドで寝ている親友を見た。彼女の優しい顔を見ると、安心した。彼女ラニ。中学校の一年生から友達になった。どこでもいつでも二人で行った。大事な友人だ。彼女は医者になりたかった。そのため、毎日頑張って勉強した。その上、学校の物理学チームのメンバーだった。
物理オリンピックがあったら、いつも勝ちを収めた。先生達と両親がラニをほめた。誇りにした。時々私は彼女とねたみした。私も学校で言語チームのメンバーだった。学校の雑誌記者になった。あまり目立たなかったから、母にとって無駄だった。
私はぼんやりしていると、ベッドから小さな声が聞こえて、ラニは目を大きく開けていた。そして、私を見た。
「まだ帰ってないの?」ラニは聞いた。
私は窓の外を見た。雨。
「雨が降っていて、帰れない。」
もちろん、いいわけだった。私はラニのそばにいたかった。
「お母さんに知られたら、怒っちゃうよ。」
「サボったから?」
「いいえ、ここにいるから。」悲しそうな顔が見えた。
「気にしないで。私が何をやってもお母さんは怒るから。」私は、ラニの手を取って言った。
「こわくないの?」
「なんで?」
「私の病気……」
「私のお母さんはもっとこわいよ。」私は笑った。
ラニはクスクス笑った。
ラニは……私の大事な親友は高校一年生から重い病気になっていた。学校をやめて、ずっと家で休んでいた。医者になる事をあきらめると言った。彼女は悲しくても、寂しくても、いつも笑顔だった。皆に心配されないように。でも、「もう彼女とは友達でいたくない!」と言った。一人ずつ友達がいなくなった。それはあまりにひどいでしょう。私の心も痛くなった。
どうして皆はラニにひどい事をしたの?ラニの病気は普通の病気じゃなくて、エイズ陽性だったから。エイズというのはこわい病気。普通の人にとって小さい病気でも、エイズの人にとっては大きい病気になる。ラニの体はだんだん弱っていった。薬を飲んでも、良くならなかった。
私は心の中で「うそだ!」とつぶやいた。
去年、私はラニと事故にあった。私のけがが小さくて、大丈夫だったが、ラニは大きいけがをした。四時間手術を受けた。そのため、輸血をした。でも、四ヶ月後、急にラニが倒れた。エイズだった。皆が驚いた。そして、学校をやめさせられた。今、ラニの友達は私しかいなかった。

****

2008年
ある日
バリで
私は、一人でバリへ行った。この事は誰も知らなかった。両親は私はいとこの家へ行ったと思っていた。バリについて全然知らなかった。地図だけ持っていた。あちこちのんびりして、デンパサールで迷ってしまい、最後にクタという海岸に着いた。
きれいな波と日没を見ると、ラニを思い出した。彼女はバリへ行きたいけど来られなかった。悲しさで胸が一杯だった。急に涙がボロボロ流れてしまった。
ラニは……私の大事な親友は先月亡くなった。私達は高校を卒業したら、二人でバリへ行く約束があったのに。この約束は守られることはなかった。私を一人でバリに行かせるなんて、ひどいよ。
ラニと最後に話したのは、日本ともみじにつぃてだった。私は日本で勉強したいと思った。父とラニ以外は皆に反対された。実は、私も自信をもってなかった。できるかなあ……でも、父とラニはいつも「自分の夢を信じて!」と言った。
「メイなら、できるよ。メイはいつも色々な事をやる時よく頑張っているよ。難しくてもあきらねばいじゃない。だから、日本へ行く事も絶対にできる。私はいつまでもメイを信じてるよ。そのこと忘れないでね。」
ラニの話を聞くと胸の中がスッと軽くなった。      
私ねえ……ラニさえいれば十分だ。他の友達はいらない。 
ねえ……ラニ……今、私は寂しくなるよ。また涙がボロボロ流れてしまった。

次の日
バリでテルニャンという島に着いた。実は、私はテルニャンへ行きたくなかったが、ラニはこの島へ行きたかったから。つまり、ラニのために。彼女が一番興味を持っていたは、この島の死者を埋葬する方法だった。死者をそのまま土地においていた。
どうして、ラニはこんな恐ろしい場所に行きたかったの?私も分からなかった。しかし、この島に着くと悪臭がしなかった。なぜなら、この墓地に香りいい気があったから。
気がつくと、私の隣に男の人が一人立っていた。
「人間は生まれて、生きて、死んで行く時も一人で。死んだら、土に帰る。もちろん生きているうちにあなたのやった事は結果に影響する。見てごらん!どんなにこの木の香りが良くても、もしこの人が悪い人だったら悪臭がしたはずだよ。」男の人は私に言った。
え!!誰??!
「心がきれいに澄みきっていれば、どんな真っ暗やみの中でも、光が見えtる。苦しくても、悲しくても、寂しくても、空のような青に戻るよ。笑顔になったら、悩みがなくなるだろう。」言った後、この人は立ち去った。
私は驚いたから、返事しなかった。頭が真っ白になった。私の悲しさが見えたの?私をなぐさめるかのような言葉。
ゆうれい? おばけ? 天使? 人間?
誰でも、私は感謝した。笑顔が私の顔にあらわれた。
なるほど……
ラニがこの島に来たかったが分かった気がした。どうして神様からこの病気をもらったのか、死んだ後どうなるのか、この答えを探したいと思ったからでしょ。
ねえ……ラニ……病気の間こわかったの? ごめんね……知らなかった。
こわくても、いつも……笑顔で私を応援してくれた。私達が心配しないように。感激で胸が一杯だった。今日まで、ラニの死に胸が 裂ける思いだったが、今、だんだん胸が明るくなった。
ねえ……ラニ……今からもっと頑張るよ!私の夢のため、両親のため、幸せになるように……

****

2012年、秋
日本
ブー……ブー……ブー……
ポケットの中で携帯が震えた。携帯の画面を見ると二時間も過ぎていた。 昔の事を思い出したから、気がづいていなかった。
じゃ……帰るね。また来年ここに来るね。大好きなもみじ。私の夢。私の昔の事。私のラニ。私の幸せ。
ねえ……ラニ……天国から私を見てるの? 今ね……私は夢を達成するように頑張っている。一歩一歩前進する。日本で勉強して、もみじを見て、自由に道を選んで、幸せ。
昔、ラニと父が「あなたにとっての幸せは何?」聞いた時、私は答えられなかった。今なら、間単に答えられるよ。
私にとっての幸せは……
もみじを見るとき
公園で小さな花を見るとき
青い空と星を見るとき
ゆらゆらと雨の匂いがする時
ラニの事を思い出すとき
呼吸する時
失恋した時
悲しくて、苦しくて、寂しくて、涙が流れる時
もみじのように、緑から赤くなって、大地に落ちて、春になるとまた緑の葉が出てくる。
毎年、葉が赤くなると、私も新しく幸せな事を見付ける。私は夢が叶うまで、天国から力を送って、私の幸運を祈っててね。
ラニ……ありがとう……
もみじ……また来年会いましょう……



****
まず頑張り続けてみよう。
長い時間をかければ、
縄でも木が切れるし、
水滴でも石に穴をあけれる。
そして時が来るのを、ねばりづよく待とう。
水が流れれば溝ができるし、
実は熱せば落ちるから。


this is my novel cover for my second japanese novel.


No comments:

Post a Comment